昔、村の飲み水だった山水。その水で育てた、丹波産コシヒカリ。
兵庫県丹波市春日町野村。背面の山から日々流れてくる豊富な山水を、村の水路を通して田んぼに引いています。田植えから乾燥・籾摺り・選別まで、すべて村の人間の手で。除草剤は県内慣行栽培のおよそ10分の1。今年も酷暑のなか、良いお米ができました。ご縁のあった皆さまに、優先的にご案内いたします。
令和七年産 食味値87点最上位ランク「極上」
5名で守れる田んぼの広さの分だけ、生産量に限りがあります
お申し込み後、銀行振込にてお支払い/申込締切 9月25日(金)・振込締切 9月30日(水)/9月中旬より順次発送
兵庫県丹波市春日町野村|山を背にした田んぼ
食味測定値
昨年(令和七年産)のお米を食味計にかけた結果です。食味値は米の食味評価を100点満点で表したもので、この値が高いほど評価の高い米とされています。
食味検査は、測定機器を備えた第三者の機関に依頼しています。組合が自分で測った数値ではありません。玄米の状態で測定しています。測定表そのものは、このページの下からPDFでご覧いただけます。
100点満点。値が高いほど評価の高い米とされ、85点以上が最上位ランク「極上」です。
米の食味評価値。数値が高いほどおいしいとされます。85点以上が最上位の「極上」で、87点はその区分に入ります。
米の中のタンパク質の割合。数値が低いほど、ふっくらとしたご飯に炊き上がり、おいしいとされます。玄米では8.0以下が「良い」で、6.3%はその中でもかなり低い値です。多く含まれると、炊くときにデンプンが水を吸うのを妨げて硬いご飯になります。チッソ肥料を効かせすぎると高くなる値です。
※ 区分は玄米の基準です(良い:8.0以下/普通:8.0〜9.0/劣る:9.0〜)。
デンプン中のアミロースの割合。数値が低いほど粘りがあり、おいしいとされます。17.9以下が最も低い「低」の区分で、17.8はここに入ります。その年の天候による光合成の量で決まるため、生産方法では調整できません。
数値が高いほど酸化(古米化)が進んでいることを示します。16〜20が「普通」で、17.3はこの区分に入ります。一般に脂肪酸度は20以下とされ、古米化した玄米は30を超えます。酸化の進み具合は、米の性質・収穫期・乾燥調製・貯蔵条件で決まります。
※ 脂肪酸度は玄米のみの測定項目です。
| 項目 | 測定値 | 判定 | 見方と判定の範囲 |
|---|---|---|---|
| 食味値 | 87 点 | 極上 | 米の食味評価値。高いほどおいしいとされます。 ~64 劣/65〜69 やや劣/70〜74 普通/75〜79 やや良/80〜84 良/85〜 極上 |
| タンパク質 | 6.3 % | 良い | 低いほどふっくら炊き上がり、おいしいとされます。肥料(チッソ)の効かせすぎで高くなります。 ~8.0 良い/8.0〜9.0 普通/9.0〜 劣る(玄米の区分) |
| アミロース | 17.8 % | 低 | 低いほど粘りがあり、おいしいとされます。天候で決まるため生産方法では調整できません。 ~17.9 低/18〜18.4 やや低/18.5〜19.9 普通/20〜20.9 やや高/21〜 高 |
| 脂肪酸度 | 17.3 mg/100g | 普通 | 高いほど酸化(古米化)が進んでいることを示します。玄米のみの測定項目です。 ~16 良い/16〜20 普通/20〜 劣る(酸化)。一般に脂肪酸度は20以下、古米化した玄米は30を超えます。 |
※ 上記は令和七年産(2025年)の測定値です。令和八年産の数値は、測定でき次第このページに掲載します。
令和七年産の食味測定値(PDF)を見る
このお米について
| 銘柄 | たんば錦(丹波産コシヒカリ) |
|---|---|
| 産地 | 兵庫県丹波市春日町野村 |
| 生産者 | 農事組合法人 丹波奥野村営農組合 |
| 栽培 | 特別栽培米以上の品質 除草剤の使用量は県内慣行栽培のおよそ10分の1(9割減) |
| 産年 | 令和八年産(2026年)新米 |
| 形態 | 玄米(精米前) |
| 内容量 | 28kg |
| 価格 | 23,000円(税込・送料込) |
| お支払い | 銀行振込(前払い)/振込手数料はお客様のご負担 |
| 発送 | 2026年9月中旬より順次 |
| 申込締切 | 2026年9月25日(金) |
| 振込締切 | 2026年9月30日(水) |
水と土地
春日町野村は、背面に山を負った土地です。その山から日々絶えることなく流れてくる豊富な山水を、村の水路を通して田んぼに引いています。田んぼによっては、途中の村のため池を経てから入ります。
お米の味は、水で決まると言われます。この土地では、山を通って湧き出た水が一年を通して流れ続けています。夏の渇水期にも水が絶えないため、猛暑の年でも田んぼの水を切らさずに管理できます。今年のような酷暑でも良いお米ができたのは、この水のおかげです。
この山水は、昔は村の水源でした。田んぼに引く前は、村の人が飲んでいた水です。今も村には、その頃の浄水設備の跡が残っています。
いま田んぼに引いているのは、その同じ水です。米の味は水で決まると言われますが、どんな水なのかを、これ以上わかりやすく説明する言葉を私たちは持っていません。
丹波は山あいの盆地で、秋になると朝霧が立ちこめ、昼と夜の寒暖差が大きくなります。この寒暖差が、登熟期の稲にじっくりと養分を蓄えさせます。丹波黒大豆や丹波栗を育ててきた土地の性質は、お米にもそのまま表れます。
写真:水を張った田んぼ代掻き後、山を背に水を張った田/横長 4:3・1600×1200px 目安images/photo-tanbo-mizu.jpg
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つくり手
田植え以降の作業は、すべて村の人間が行っています。中心になるのは、この土地で長く米を作ってきた60代以上の5名。草刈りのような人手の要る仕事は、村の人たちにも力を貸してもらいます。水の見回りも、稲刈りも、乾燥調製も、村の外には任せません。誰がどの田んぼをどう見てきたかが全部わかる。だから、品質に責任が持てます。
村に住み、長く米を作ってきた面々です。
この土地の水と天候を、体で覚えている世代です。
雨の日も、晴れの日も。田んぼを見ない日はありません。
どの田んぼに、どれだけ水を入れるか。稲の育ち具合と、その日の天気と、山からの水の量を見て決めます。雨の日も、晴れの日も、5名が交代で田んぼを回り、水を入れ、止める。これを「水番」と呼んでいます。人任せにも、機械任せにもできない仕事です。猛暑の年にお米の出来が分かれるのは、ここです。
田植え前の畔塗りから、翌年に備えた機械の掃除まで。一年の仕事は、次の章にひとつずつ書き出しました。
手のかけ方
田植え前から翌年の支度まで、一年のあいだに実際にやっていることを、ひとつずつ書き出します。
田植えの前に、まず畔塗りをします。田んぼのまわりの畔に土を塗りつけ、水が外へ漏れないようにする作業です。
そのあと、田んぼの中を代掻きします。丁寧に代掻きをすると田んぼの地面が締まり、水が下へ抜けにくくなります。水持ちが良くなるので、稲が欲しがるだけの水量を、いつでも田んぼに保っておける。夏の暑さが厳しい年ほど、この差が出ます。
田植えが始まる前の、誰にも見えないところの作業です。ここを省くと、あとで水番がどれだけ田んぼを回っても取り返せません。
立派に育った苗を、自分たちで植えていきます。中心が高齢者ですから、体力的に手植えはできません。田植え機を使います。
ただ、四角くて植えやすい田んぼばかりではありません。曲がった田んぼ、狭い田んぼ、一枚ごとに形が違います。それを田んぼ一面、きれいに等間隔で植えていくのは熟練の操作です。株の間隔が揃っていないと、日の当たり方も、風の抜け方も変わってきます。
自分たちで育てて、自分たちで食べる村のお米ですから、水の管理も自分たちで行います。村の中を走っている水路の経路を組み替え、水を入れたい田んぼまでの道筋を確保します。
広い田んぼになると、1時間経っても水は行きわたりません。だから何度も田んぼを見渡して、隅々まで水が届いているかを自分の目で確かめます。日が燦々と照る日中の作業です。目に汗が入ることもありますが、お米が第一の米作りですので、自分の疲れは度外視です。
田んぼの草を抑えるのに、除草剤に頼りきりにはしていません。使う量は、県内慣行栽培のおよそ10分の1。9割減らしています。
そのぶん、代掻きの技術と水の管理という手間で埋めています。楽な道を選べば、もっと少ない人手で済みます。それをしないのは、口に入るものだからです。「特別栽培米以上の品質」と書いているのは、こういう積み重ねを指しています。
米作りといっても、定期的にやらなければならないのは田んぼの周りの草刈りです。水番が水を見て回りやすいように。畔の雑草で稲が日陰にならないように。そして草が茂ると蛇などが隠れて、通りかかる人に危ないからです。
これは中心の5名だけでは、とても手が回りません。草刈りは村の人たちにも力を貸してもらい、みんなで畦を刈っていきます。60代、70代、80代になっても現役です。そうやって日々体を動かしているので、田舎の高齢者は都会の高齢者より足腰が強く、見た目も若いのだと思います。
稲刈りの前に田んぼの水を落とし、コンバインが田んぼの中を走れる状態にします。コンバインは稲を刈り、脱穀する機械です。村で一番の熟練者が運転します。
1年のうち、たった数日しか使わない機械です。それでも、コンバインがなければ稲作はできません。だから毎年、稲刈りが終わると農機センターへ運び込んでメンテナンスをします。年に数回しか使わない機器を維持するのは、丁寧で、かつ高額なメンテナンスが必要になります。機械を持ち、維持し続けること。これが稲作の新規参入と継続を難しくしている要因のひとつです。
稲刈りをしたお米は、普通はJAに持ち込みます。すると、いろいろな人が、いろいろな作り方で育てたお米が一緒になります。自分が育てたお米を自分で食べる、ということができなくなるわけです。
そうなるのは、稲刈りのあとに要る乾燥機・籾摺り機・色彩選別機を、農家が自分で持つのが難しいからです。買うのに数百万円、維持に年間数十万円、動かせば燃料代、壊れれば高額な修理代がかかります。それでいて、実際に使うのは年に数日。とても一式そろえようとは思えません。
写真:籾を運ぶコンバインから軽トラの籾コンテナへ移すところ/横長 16:9・1600×900px 目安images/photo-hakobi.jpg
奥野村営農組合は、古くから稲作が村のメインの仕事でした。そのため小規模ながら、村の中に自分たちのライスセンターを持っています。遠赤外線の乾燥機で、水分値を見ながら仕上げます。稲刈り後の作業を内製化できているので、自分たちが育てたお米を、目の前で乾燥させ、籾摺りできる。だから、自分たちのお米を自分たちで食べています。皆さまにお届けするのも、まったく同じお米です。
写真:ライスセンター村の乾燥機・籾摺り機/横長 16:9・1600×900px 目安images/photo-raisu.jpg
籾摺りのあとに、選別という工程があります。ふるいにかけて粒の大きさを揃える作業です。ただ、大きさは揃っても、色の違いはふるいでは見分けられません。
そこで色彩選別機を入れています。同じ大きさのお米でも、緑がかった未熟米、黒い斑点のあるもの(カメムシがかじった跡です)、そして小石を、光で見分けて弾き出します。だからお届けするお米は粒がそろっていますし、小石が混じることもありません。安心して召し上がっていただけます。
この色彩選別機は200万円をかけて導入したものです。動かすのは年に数日。それでも、これがあるかないかで、お届けするお米の姿が変わります。
写真:色彩選別機村の色彩選別機/横長 4:3・1600×1200px 目安(縦向きで撮った写真は回転させてから保存してください)images/photo-senbetsu.jpg
色彩選別機を通ったお米を、自分たちで袋に詰めます。ここでやっと完成です。お届け先ごとの荷造りも、村長が自分の手でやっています。近隣の配達業者さんに取りに来てもらって、ようやく一安心、という感じです。
写真:発送作業お届け先ごとに荷造りしているところ/横長 4:3・1600×1200px 目安images/photo-hassou.jpg
トラクター、畔塗機、田植機、コンバイン、乾燥機、籾摺機、色彩選別機。細かい作業ごとに道具がありますので、実際にはもっとたくさんあります。それを来年のために、自分たちで掃除します。専門的な整備が必要な機械は、農機センターへ持ち込みます。
米作りは1人ではできません。工程がいくつもあり、多くの人手が要り、いろいろな人の手助けがあって成り立っています。そして今、一番の問題になっているのは、このやり方を受け継ぐ担い手がいないことです。
そもそもこのお米は、村の人間が自分たちで食べるために作っているものです。その年に穫れたお米から、まず村の一年分を確保します。お分けできるのは、その残りです。売るために作っているのではないので、手を抜く理由がありません。
1反に1時間かける代掻きを3回くり返し、5名で全部の田んぼの水を見て回る。そうすると、手が届く広さはおのずと決まります。大手の稲作法人のように面積を広げることはできません。小規模な田んぼが精いっぱいで、確保できる生産量も限られます。毎年、ご縁のあった皆さまへ優先的にご案内しているのはそのためです。
村長より
今年は全国的に米価が下がっているようですので、米農家はかなり厳しい状況となっております。来年以降は離農される方が増え、国産のお米が減り、輸入米が増える流れとなっているように思います。
日本人の霊性を維持し、高めるために欠かせないと言われているジャポニカ米を、これからも日本人が食べ続けられるように。米農家が1軒でも多く生き残ることを願いつつ、今年も新米の販売をさせていただきます。
たくさんのご注文をお待ちしております。
丹波黄金村 村長ミサ
写真:村の石碑篆書の四文字が刻まれた石碑/縦長 3:4・1200×1600px 目安images/photo-sekihi.jpg
お届けのかたち
写真:玄米袋から出した玄米、または米袋/横長 4:3・1600×1200px 目安images/photo-genmai.jpg
写真:炊きあがり精米して炊いたご飯のアップ/横長 4:3・1600×1200px 目安images/photo-gohan.jpg
玄米は精米したお米より長く保存できます。専用の保冷庫がない場合は、米袋に乾燥した唐辛子を5〜10本ほど満遍なく入れ、米袋のまま布団圧縮袋に入れて圧縮しておくと良いです。
必要な分だけ精米すれば、いつでも搗きたてを召し上がっていただけます。玄米のままでももちろん。
精米した米は空気に触れて酸化が進みます。玄米のままなら、その進みがゆるやかです。
ご予約の流れ
ご希望の袋数とお届け先をご入力ください。お申し込みは9月25日(金)締切です。
下記の口座へ9月18日(金)までにお振込みください。恐れ入りますが、振込手数料はお客様のご負担でお願いいたします。
ご入金を確認したお客様から、順にお届けします。
※ 予約フォームを送信してからお振込みください。※ 振込手数料はお客様のご負担でお願いいたします。
よくあるご質問
かかりません。23,000円に税と送料が含まれています。
玄米でのお届けのみとなります。お手元で必要な分だけ精米してお使いください。
できます。袋数に上限はありませんので、予約フォームにご希望の数をご記入ください。備蓄用にもどうぞ。
お届けの場合は銀行振込(前払い)のみとなります。お申し込みは9月10日(木)まで、お振込みは9月15日(火)までにお願いいたします。
2026年9月中旬より、ご入金を確認したお客様から順次発送いたします。
直射日光の当たらない涼しい場所で保存してください。紙袋のまま置く場合は口をしっかり閉じ、水分の蒸発を防いでください。気温の高い時期は、冷蔵庫の野菜室での保存をおすすめします。
中心となる5名で水番から稲刈りまで手がけているため、面積を広げることができません。小規模な田んぼが精いっぱいで、確保できる生産量も限られます。またこのお米は、もともと村の人間が自分たちで食べるために作っているものです。村の一年分を確保したうえで、残った分をお分けしています。ご予約が上限に達した時点で締め切らせていただく場合があります。
いちばん分かりやすいのは除草剤の量です。県内慣行栽培のおよそ10分の1、9割減らして育てています。減らしたぶんは、代掻きの技術と水の管理という手間で埋めています。田植え以降の作業はすべて組合員(村人)が行っているので、どの田んぼをどう管理したかを把握できています。
今年ご購入いただいた方に、来年も優先的にご案内させていただく予定です。(よほどの天変地異がない限り……)
このお米は、村の人間が自分たちで食べるために作っています。
村の一年分を確保したうえで、残った分をご縁のあった皆さまにお分けしています。
申込締切 9月25日(金)・振込締切 9月30日(水)/9月中旬より順次発送